夜の博物館展出品ラインナップ
- 水月 雪兎(Mizuki Yukito)

- 2020年10月4日
- 読了時間: 2分
今回送付しました商品の紹介です。
・ワックスペーパー
フランスアンティークの図鑑を蝋引きしました。


額縁に入れて飾ったりプレゼントの包装に使ったり用途はアイディア次第です。


蝋なので折り曲げると白く跡がつきます、また熱には弱いのでご注意ください。
・心臓ネックレス


天然石を一粒ずつ繋ぎヘッドに心臓を。
コネクター部分で血液を表現しました。
天然石の組み合わせをお楽しみください。
※写真は柘榴石と黒曜石の組み合わせです。
・一粒鉱物標本
主に私が日本国内で採集した鉱物を飾りやすく一粒にしてプレパラートガラスに乗せました。





プレパラートに固定することにより、鉱物に直接手を触れることなく観察することができます。
・アオイガイ、エゾバフンウニの標本
私が北海道の海で採集したものを標本にしました。
アオイガイは元々南洋に生息しているタコの仲間です。
タコなのに殻を作る珍しい生き物です。
毎年周遊して10月頃に北海道の主に日本海側で発見することができます。
発見することができるものの数が少なく希少な標本です。
エゾバフンウニは北海道の特産品ともいえるウニですが、その殻は緑色の綺麗なものです。
今回は小さめの標本を出品しました。


・解剖学のマリア

この人形には物語があります。
「今から150年前のドイツにドロテーア=ハイゼンベルグという名の少女がいました。最愛の母親の病死をきっかけに彼女は病理解剖学の検体になることを自ら志願しました。辛い実験を何度も経て最後は標本となります。当時の医学界では彼女に畏敬の念を込め『解剖学のマリア』と呼びました。彼女の功績と標本は後世まで語り継がれるのです。」

今回は肋骨の内側に心臓を配置する人形です。
箱の中にはお気に入りを自由に配置できるように余白を作りました。
・記憶標本

イギリスに幸せな夫婦がおりました。100年も前の話です。
彼女は身ごもりましたが難産の末に母子共に亡くなってしましました。
悲しんだ夫が最愛の妻と生まれるはずだった子供の記憶や遺品を標本に仕立てたのです。
半身の人形の腹部を空洞にしアンティークミニョネットの複製品を配置、彼女の思い出(指輪、パールのネックレス等)を箱に詰めました。
会期まであと少しです。
よろしくお願いいたします。






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