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2019年完成の作品一覧

  • 執筆者の写真: 水月 雪兎(Mizuki Yukito)
    水月 雪兎(Mizuki Yukito)
  • 2019年12月28日
  • 読了時間: 3分

ギャラリーにも写真は上げているのですが、枚数掲載すると大変なことになるので、今年製作した作品のダイジェストを。


よく聞かれるのは「人形1体作るのにどれくらいの期間がかかりますか?」ですが、今年の感じからすると、3ヶ月くらいです。

フルタイム勤務の主婦なので休日ですらまとまった作業時間が取れません。

しかも趣味は多岐にわたるので、なかなか難しいですね。


去年の秋くらいから5体の人形を同時進行で作業していました。

1体ずつ完成させる作家もいるようですが、私は同時進行で作業するのが合っているようで。

他に骨格標本とジオラマとレジンアクセサリーも作っています。




<人形>


作り始めて15年経ちますが、三年間のスランプを経て去年辺りからやっと作品を完成させられるようになりました。去年はリハビリ的な感じだったのですが、今年はなんとか戻ってきた感じがあります。



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 「飛べない翼」


 2019年6月完成。

 高さ30cm

 石粉粘土、板、白蝶貝、骨。


 本物の鶏の骨を使い翼を作り、作り物の卵に生やしました。

 人形の頭の中に入れた作品。

 チームコヤーラ、ふようアート展に出品。










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「Paraiso」


2019年7月21日完成。

100cm

石粉粘土、グラスアイ、アクリルウィッグ、胡粉、パステル。



久々に大きい人形です。これから廃墟に連れて撮影三昧ですね。

タイトルは隠れキリシタンの少女をイメージしてつけました。

第五回北の病展で展示。




その後「ふようアート展ファイナル」、来年1月に「北の病展リバイバル」に出品予定。

忙しい子ですね。






「Anselma」トロイメントより


2019年10月9日完成。

50cm

石粉粘土、アクリルウィッグ、胡粉、パステル、透明水彩。


眠り目の人形です。「可愛くなれ」と念じながら作りました(笑)。

「地下の会」参加表明してアイディアが降ってきました。

その後の「儚くも鬱くしい屍」展で物語が完結しました。

「トロイメント」というお話も人形と共に降ってきたものです。

最初にストーリーがあると展示のイメージも湧いてさくさく進みます。


こちらは地下の会でのアンセルマ。

台風が直撃したりで主催のタカダさんは本当に大変でした。

人形も途中所在不明の憂き目に遭いましたが無事に開催することができました(面倒な指示書でタカダさんも疲労したにちがいない)。


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そしてこちらは「儚くも鬱くしい屍展」でのアンセルマ。

標本に囲まれて椅子で眠る少女。


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アンセルマと共に展示したのがこちら。


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「解剖模型Ⅱ」


2019年11月13日完成。

30cm

石粉粘土、アクリルウィッグ、グラスアイ、胡粉、パステル、透明水彩。


このタイプの人形を二体同時進行で作製、最初にできた方がこれ。昔作った人形「解剖模型」の発展版のつもりで作りました。



もう少し手直しする予定です。

来年の展示に出すかもしれません。














「Beatrix」ダークファンタズムより。


2019年11月18日完成

60cm

石粉粘土、グラスアイ、アクリルウィッグ、鳥の羽、胡粉、パステル、透明水彩


ベアトリクスという名前はヨーロッパ方面の名前で「航海者、旅する女」の意味があるそうです。

この子には翼があります。

某公募展に出して戻ってきてからストーリー降臨、「黒展」で完結します。



公募展では白い衣装。

背中の翼はつけませんでした。

まぁつけていたら評価が変わったのかもしないけど。

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そして黒展でのベアトリクス。


黒い衣装でがらっと雰囲気が変わります。




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背中には翼を。



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手にはカラスアゲハ(本物の標本)を従えて。



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展示風景はこんな感じです。


モノクロがテーマの展示なのでカラー写真でもモノクロのように見える。




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さて、来年公開の人形については現在絶賛作成中です。


来年もよろしくお願いいたします!!





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©2019 by 水月雪兎 人形廃墟

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