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三人展「うつし世は夢、夜の夢こそまこと。」本日からです。

  • 執筆者の写真: 水月 雪兎(Mizuki Yukito)
    水月 雪兎(Mizuki Yukito)
  • 2023年10月4日
  • 読了時間: 2分

いよいよ今日からです。

「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」

~水中蝶生・ヒロサワヤ・水月雪兎 三人展~


会期:2023年10月4日(水)~16日(日)

※10日(火)は定休日です

時間:11:00~18:00

場所:〒060-0061

札幌市中央区南1条西5丁目16-23

プレジデント松井ビル100 1F

カフェ+ギャラリーオマージュ

入場無料


会期中、7日(土)と15日(日)15:00~15:30 自作映画の上映を行います。

活動弁士役のくまたろうがサイレント映画に華を添えます。

こちらも入場無料です。



図録を作りました。

44ページ1500円です。

ポストカードのおまけつき。

ポストカードは5種類、一枚150円です(5枚セット+1枚は600円)。

他にもいろいろ出品しております。


会期中作品の入れ替えがあります。

前半は9日までです。


前半、会場正面1/2スケールの座敷に居る潮霧は花魁フル装備ですが、後半、水中蝶生さんの点描画が施されている背中を見せます。


今回の展示は私の作った物語を軸に参加者がそれぞれの解釈で世界を構築していくという実験的なものです。


<あらすじ>

西洋人とのハーフである潮霧は難破船の唯一の生き残りだが、網元の親方に遊郭へ売り飛ばされる。

日本海の沖合に浮かぶ遊郭「海鳴楼」は明治時代断崖絶壁に建てられた和洋折衷の遊郭だ。白い肌と深緑色の目を持つ潮霧は海鳴楼で花魁に上り詰めるも心は死んだままだった。

ある日ニシン漁の網に人魚が掛かり、海鳴楼へ連れてこられる。

「人魚の見世物がある遊郭」と全国にその名を知られ、帝国大学の里塚博士はその助手である息子の蓮雅を連れて海鳴楼を訪れる。

潮霧を一目で気に入った蓮雅は1年後身請けをする。

蓮雅に見初められた潮霧もまた、初めて人を愛することができた。

ところが蓮雅に恋心を抱いていた人魚が潮霧の身請け人が蓮雅であることを知ると逆上し、蓮雅を襲い殺して逃げる。

混乱のさなか火の手が上がり海鳴楼は焼け落ちる。

一人生き残った潮霧は全ての希望を失くし死のうとしたが、里塚博士に諭される。

町の高台にある水天宮に詣でた潮霧は蓮雅への供養と人魚への恨みを込めて、背中に水神の刺青を施し生きる決心をする。

商家の若旦那たちの計らいで町の小料理店を任されるが、冬の大火で町が焼け野原になる。その日を境に潮霧は姿を消し、ニシンが獲れる事もなくなった。

大火がおさまった10日後の朝、真っ白い龍が海面から天へ昇っていくのを見た者があるという。

町の人は海に身を投げた潮霧が龍神の嫁になったのだと語った。


点描画、詩、インスタレーションを水中蝶生(みずなか ちょうい)さんが。

ポートレートと風景写真をヒロ・サワヤさんが。

自作サイレント映画の解説「活動弁士役」をくまたろう君が。


宜しくお願い致します。

 
 
 

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